再婚と相続に関するよくある質問(その2)

◆再婚と相続に関する疑問や質問にお答えします◆

 

 Q1 連れ子には相続権はありますか?

 

 A 親権のある連れ子がいて再婚する場合、再婚する夫婦は配偶者同士となり、

        相続人となりますが、親の婚姻手続きだけでは連れ子に法律上相続権は発生し

        ません。たとえ再婚相手を「お父さん」「お母さん」と呼んでいたとしても、

        あくまでも「夫の子」「妻の子」であり、再婚相手の相続はできないのです。

 

 Q2 連れ子を再婚相手の相続人にするにはどうすればいいの?

 

  A 相続できるのはあくまでも「子」「養子」に限られますので、連れ子が再婚相

          手と養子縁組をすれば「養子」として相続人となることができます。養子縁組

          をする場合、子が未成年の場合は家庭裁判所の許可が必要となり、審判が下り

         ればそれを役所に持って行って養子縁組が成立します。一方、子が成人してい

         る場合に養子になる場合は、家庭裁判所の審判は不要となり、子の同意があれ

         ば役所へ届出すれば手続きは完了します。

         ただし、だれでも養親になれるわけではなく、①養親が養子よりも年上である

         こと。②養親が成人もしくは未成年者でも婚姻していることが条件になります

         のでご留意ください。

 

 Q3 再婚前に相手が連れ子を認知している場合は?

 

 A 一方の再婚相手が元々連れ子を認知している場合は、再婚によって非嫡出子だ 

   った連れ子も嫡出子としての身分を取得しますので、再婚によって自動的に連れ

       子も相続人になることができます。

       このことを法律用語で「準正(じゅんせい)」といいます。

 

  (用語の説明)

   嫡出子・・・法律上の婚姻関係にある男女の間に生まれた子

   非嫡出子・・内縁関係の男女の間に生まれた子

 

●子の相続権について表にまとめてみましたので参考にしてください。

           子の身分

  相続権

                    説    明

      実の子(嫡出子)

   ○

 配偶者と同じで相続権はあります。

    再婚前に生まれた子

        (非嫡出子)

     ○

 認知されていれば相続権はあります。

 再婚すれば嫡出子になります。

    再婚前に生まれた子

       (非嫡出子)

   ×

 認知されていなければ相続権はありま

 せん。

 

 Q4 再婚すると自分の子たちの相続割合が減りますか?

 

     A 再婚すると再婚する相手は配偶者として相続権を取得しますので、子供たち 

           の法定相続割合は減ることになります。

 

 Q5 再婚相手に相続放棄を要求できますか?

 

  A 子ども達が独立したのを機に、再婚しようと思うと、子供たちに話をすると、

         再婚を反対されるケースはしばしば見受けられます。突然現れた他人に親の

         財産を半分持って行かれるのが嫌だというのがその理由です。

        子供たちから再婚相手が相続放棄をするのであれば同意すると言われて、仕方

        なく一筆書いたとしても、相続放棄を生存中にすることはできないので、この

        約束は無効となり、法律上何の拘束力もありません。

 

 Q6 子供たちに再婚を同意してもらうための有効な方法はありますか?

 

  A 有効な方法としては次の方法が考えられます。

        ①   生前贈与で子供の取り分を増やす

        ②   再婚相手が遺留分放棄することで誠意を示し子供たちに納得してもらう。

        相続放棄と違い、遺留分を放棄することは生存中でも可能です。

           みんなが納得できる遺言書をつくる

 

       この3つの中では③の遺言書の作成が良い方法だと思います。

 

       再婚相手も子供たちもわだかまりなく円満な関係を保つためには、

       双方の感情や将来の生活に配慮した内容の遺言書を作成しておくことを

       お勧めいたします。

 

  当事務所では再婚と相続に関するこのような不安や悩みをお持ちの方に

  行政書士が親身にお話を伺いながら対応させていただいております。

 

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                      行政書士ツーアップ法務事務所

                          行政書士 二上 剛志

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